会長挨拶

第37回日本乾癬学会学術大会
会長 金蔵 拓郎(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学)

鹿児島の地で第37回日本乾癬学会学術大会を開催する機会をいただき大変光栄に存じます。当地では田代正昭会長が平成2年に第5回大会を、神崎保会長が平成14年に第17回大会を開催して以来20年ぶりの開催となります。前回の学術大会は屋久島で開催されました。世界自然遺産の島で開催された学会は今も多くの先生方の御記憶に残っているものと思います。

今回の会場は鹿児島市内の「かごしま県民交流センター」です。会場周辺には江戸から明治にかけて島津家の居城鶴丸城、西郷隆盛の私学校、七高造士館などがあり、一帯は時代が下って昭和32年から昭和49年まで鹿児島大学医学部と附属病院のキャンパスとなりました。鶴丸城の御楼門は明治6年の火災で焼失しましたが令和2年に復元され新たな趣が加わりました。

さて、乾癬の研究は日進月歩の観を呈しており、全身との関連で病態をとらえるべきであることが明らかになって参りました。私が皮膚科医として歩き始めた頃とは隔世の感があります。そこで学術大会のテーマは「乾癬を通して医学を学ぶ ― Learn Medicine through Psoriasis」と致しました。乾癬の治療と病態研究の「これまで」を振り返る講演、研究の最前線と「これから」を展望する教育講演、4つのシンポジウム、「生体防御機構と乾癬」、「生活習慣病と乾癬」、「精神ストレスと乾癬」、「社会医学と乾癬」および多くのスポンサードセミナーを予定しております。

新型コロナ感染症は沈静化が期待されますが、現時点ではまだまだ予断を許さない状況です。9月には現地で皆様にお会いできることを願っておりますが、ウェブ配信もできるようハイブリッド開催も計画しております。

乾癬を学ぶ先生方のお役に立てる学術大会にできるよう準備を進めて参ります。多くの先生方の御参加をお待ち致します。